新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一時は日本各地で外出自粛要請が出されていましたが、徐々に規制も緩和されつつあります。そんな中、政府から発表された「Go To キャンペーン」とはいったいどんな取り組みなのか、いつからいつまで実施されるのか、どこで旅行を予約するのか、なにか申請する必要があるのか、何を予約するのがお得かなどの情報を、簡単にわかりやすくまとめていきます。
記事の目次
そもそも「Go To キャンペーン」とは?
「Go To キャンペーン」とは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などの影響で大きな影響を受けた観光やエンターテインメント事業、飲食事業を支援し、事態収束後に日本の地域を活性化させるための取り組みです。
「Go To キャンペーン」は大きく4つの事業に分けられます。
- Go To Travel キャンペーン
- Go To Eat キャンペーン
- Go To Event キャンペーン
- Go To 商店街 キャンペーン
ここでは、特に「Go To トラベルキャンペーン」について詳しく説明していきます。
「Go To トラベルキャンペーン」について
「Go To トラベルキャンペーン(トラベル事業)」は、キャンペーン期間内に指定の旅行業者(下記参照)を通して宿泊や日帰り旅などの旅行商品を購入した場合に、旅行にかかるお金の最大50%(上限あり)を国から支援してもらえるというキャンペーンです。
ただしこの支援金額は、すべてが旅行代金の割引に当てられるわけではありません。支援金額のうち、7割は旅行代金の割引に、残りの3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。
・1回の旅行における宿泊日数にも上限はありません!
地域共通クーポンとは?
「地域共通クーポン」は、旅行先でお土産を購入したり、飲食や観光を楽しむことに使用することができます(※地域共通クーポン加盟店に限る)。
なお、当クーポンは1枚1000円相当として配られる予定ですが、おつりは出ないとのことなのでご注意ください。
※地域共通クーポン付与に関しては9月以降を予定(2020.7.13時点)
支援金額はいくらもらえる?
- 日帰り旅行の場合:最大1万円/人
- 宿泊旅行の場合:1泊あたり最大2万円/人
キャンペーン対象地域はどこ?
北海道から沖縄まで、日本国内すべてが「Go To トラベルキャンペーン」の対象地域となっています。
キャンペーン実施期間は、いつからいつまで?
2020年7月22日〜2021年3月中旬予定
※2020年7月10日の赤羽国土交通大臣が記者会見時点
キャンペーンの対象者は?
「Go To トラベルキャンペーン」の実施期間中に、指定の旅行予約サイトや旅行代理店(下記参照)から、宿泊と交通機関がセットになった旅行商品を予約した、日本国内居住者が対象となります。
個人で宿泊と交通機関を別々に予約する場合は、宿泊料金のみ、「Go To トラベルキャンペーン」の対象となります。交通費は支援の対象外となるのでご注意ください。
なお、「Go To キャンペーン」が始まる前から、「ふっこう割」などの観光復興支援策を実施している地方自治体もたくさんあります。
「Go To トラベルキャンペーン」を予約する方法は?
「Go To トラベルキャンペーン」や「ふっこう割」などで、国内旅行をお得に予約することができる企業やサイトを、いくつかご紹介します。
旅行代理店 | HIS・JTB・日本旅行・近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム・ANAトラベラーズ・JALパック・小田急トラベル・名鉄観光・阪急交通社・オリオンツアー・沖縄ツーリストなど(小規模事業者も含む) |
旅行予約サイト (比較記事はこちら) |
楽天トラベル・じゃらん・一休.com・るるぶトラベルなど |
宿泊施設 | 各ホテル・旅館・民宿・ペンション・コテージ・民泊など |
「Go To トラベルキャンペーン」に参加している企業やサイトを通して予約をすれば、個人でめんどうな申請作業をする必要は特にありません。ただし、このほかにもまだまだ参加企業やサイトはたくさんあるので、ここに記載がない場合は各自でホームページなどを事前に確認してみてくださいね。
また、既に予約してしまった旅行予約も、後日に申請をすればきちんと還付されるのでご安心ください。
「Go To トラベルキャンペーン」をうまく活用して旅行へ行こう!
現時点ではキャンペーン内容や地域共通クーポン加盟店など、詳細がはっきりしないことも多いですが、「Go To トラベルキャンペーン」が実施されることにより、日本各地域のお土産品を扱うお店や企業が明るくなれる未来が来ることを願っています。
「Go To キャンペーン」をうまく活用して、コロナ収束後の旅行を楽しく過ごし日本の観光業を盛り上げていきましょう!!
※参考:観光庁配布資料
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、事態が変わる可能性もまだまだ大いにあります。これ以上感染を広げないためにも、マスク着用やこまめな手洗いうがい、ソーシャルディスタンスを保つなどの行動を心がけましょう。