台湾北部の台北市内にある「迪化街」は、昔からの建物と街並みを残しつつ、新しいものをどんどん取り入れている、歩くだけで楽しい街。また今人気の台湾お土産は、ほぼ迪化街でそろえることができるくらい、魅力的なお土産スポットとなっています。私も大好きな場所である、迪化街へ実際に行って見つけた、おすすめのお土産をご紹介します。
目次
台北(迪化街)で見つけたおすすめのお土産をご紹介します!
【14位】メンマ/家成行
「台湾でメンマ?!」と驚かれますよね。わたしも当初違和感がありましたが、台湾通の方々が毎回大量買いしているメンマを、一度食べてから、その人気に納得しました。
こちらの『メンマ』は、タケノコをラー油につけたもので、辛味はそれほど強くありません。噛むとほどよい辛味とたけのこの持つ甘みが広がり、箸がとまらなくなる美味しさのおかず土産です。白いご飯やラーメンにのせてもおいしいし、ほかの野菜と一緒に炒めてもおいしい!
これだけおいしいのに、1袋50元という安さに驚きです。SNSで「もっと買ってくればよかった」という声をよく見かけるので、荷物に余裕がある方は多めに買うと良さそうですね。ちなみに、メンマには固めと柔らかめ(穂先)の2種類あります。この際、迷うなら両方お土産に買うのもおすすめです。
【13位】からすみ/永久號
わたしはいつも日本へ帰るとき、甘いものが苦手かつお酒好きな親戚へのお土産に、『からすみ』を購入しています。日本だと高価であまり食べる機会がないので、大人にはとても喜んでもらえます。
「永久號」は永楽市場の裏手にあり、ちょっと怪しい感じのする薄暗い並びにありますが、現地在住の日本人たちもよくからすみを買いに行くことで有名なお店なんです。『からすみ』自体はとてもきれいで、品質に対して値段が比較的安い!店頭にからすみは並んでいませんが、店員さんにいえば冷蔵庫から出してくれます。日本人客に慣れていて、日本語も少しわかるので安心してくださいね。
台湾流のからすみの食べ方は、軽くあぶって大根やリンゴと一緒に食べます。しっかり焼いてすりおろし、パスタやチャーハンに入れるのもおいしいですね!
【12位】客家花布/永楽布市場
迪化街にドドーンと鎮座する「永楽市場」。ここの3階と4階に布の市場があります。市場内には各お店のブースがひきめきあっており、迷子必須!お気に入りの布を見つけたら、お店の名前を必ず覚えておきましょう!そうでないと、再びたどり着けなくなる恐れがあります…。
数多くの布の中でも、カラフルさとレトロさでファンの多い『客家花布』。わたしが時々のぞきに行くのが「右翔」というお店です。こちらには客家花布の生地が豊富にそろっていて、生地の切れ端も安く売られいます。切れ端を額に入れたり、パネルにして飾ると、お部屋の中が台湾風に早変わりです。布は欲しい分をお店の人に伝えると切ってくれます。
ちなみに布生地だけでなく、客家花布でつくったドリンクホルダーやポーチ、バッグなどの雑貨土産も、少しですが販売しています。お裁縫が好きな女性なら、何時間でも滞在できてしまうようなお土産スポットです。
客家花布でポーチやコースターなどをつくって、お土産として渡すのもいいですよね!生地ではなく、客家花布を使った商品が欲しい方は、永康街にある「彰藝坊」がおすすめです。
【11位】ランチョンマット/印花楽
台湾人女性3人組がつくり上げるおしゃれなテキスタイル「印花楽」の『ランチョンマット』は、見る人が必ず手に取ってしまうほどのかわいさ!こちらのランチョンマットには、台湾らしいデザインが描かれていて、木製のお箸とスプーンを収納できるようになっています。デザインのおしゃれさもさることながら、生地の色使いが本当に素敵!会社や学校のランチ時間に、このランチョンマットを広げると注目されること間違いなしです。
「印花楽」のトレードマークは台灣八哥という、絶滅危惧種に認定されている鳥の柄です。この鳥がプリントされたバッグやドリンクホルダーなど、店内はかわいい雑貨だらけなので、実用的なお土産をお探しの方におすすめ。
迪化街には「印花楽」のお店は2店舗あり、1つは霞海城隍廟近く、もう1つは第4位パイナップルケーキでランクインしている滋養製菓の近くにあります。
【10位】麻油薑泥(ごま油生姜ソース)/新點子
お料理好きさんにぜひおすすめしたい台湾土産が、「新點子」の生姜ソース『麻油薑泥』です。これはわたしも何度もリピート済みの調味料!冷ややっこにのせたり、ゆで豚や蒸し野菜のソースにしたり、油部分が少なくなった後の具を餃子に混ぜたり、とにかく用途多彩です。また、防腐剤や化学調味料不使用という安心さも魅力的。お料理好きな方へのお土産におすすめですよ。
「新點子」ではほぼ全商品試食できるので、実際に味を確かめられるのが嬉しいところ。麻油薑泥のほか、大人気のからすみソースや麻辣鍋のソースなど、使い勝手のよいおいしいソースがあるので試食してお気に入りを選んでみてくださいね。
ほかにも質の良いお茶やドライフルーツ、ドライベジタブルなどもおいてあります。新點子で買い物したあとにもらえる旬の果物がうれしい、サービス満点イチ押しのお店です!
【9位】リップクリーム/Ki媽手工皂
台湾東部にある花蓮発祥のオーガニックブランド「Ki媽手工皂」。「Ki媽手工皂」の『リップクリーム』は、オーガニック天然精油を使用してつくられており、市販のリップで唇が荒れてしまうけどこれなら大丈夫という方も多いんです。使用期限が1年という短さからも、余計なものが入っていないことがわかります。
リップの見た目は一切着飾っておらず、シンプルの極みと言った感じもまたツボ。オーガニックで品質にもとてもこだわっているのに、1つ60元という良心的な値段もまた魅力の一つです。
花蓮で大人気になり、台北でも販売されるようになりましたが、まだ販売場所は限られています。その数少ない店舗が、迪化街にある「大稲埕259紅豆湯」です。おしるこのような紅豆湯をはじめとした台湾スイーツが食べられるお店なので、入るのに躊躇してしまうかもしれませんが安心してください。入り口を入って左側に、「Ki媽手工皂」のコスメ製品が置いてありますよ。
【8位】亀まんじゅう/李亭香
平安亀と書かれたお饅頭を見て、「縁起良さそうだし、お土産にいいかも!」と思い購入した『亀まんじゅう』。我が家では祖母を始め、家族全員が太鼓判を押すおいしさでした。それ以来家族だけではなく、ちょっと年配の方へのお土産には、このお菓子が定番となりました。
かわいい包紙の中には、亀の形のおまんじゅうが入っています。生地の中には、ピーナッツ粉と麦芽糖を混ぜたものに黒ゴマを入れた餡がぎっしりつまっています。ピーナッツの香ばしさと甘さが絶妙なバランスで、とても食べやすい味です。
箱も亀の形をしていてかわいいうえ、10個入りと4個入りがある便利さも兼ね備えています。亀は長生きの象徴であるので、縁起のいいお菓子をぜひ台湾のお土産にどうぞ。
「李亭香」の入っている建物を、ちょっと離れて見てみるのもおすすめ。「李亭香」の向かい側にある写真映えするお店「孵咖啡洋行」は、本格的なスペシャルティコーヒーを飲めるカフェです。こちらも人気のお店なので、ついでに立ち寄ってみてもいいかもしれません。
【7位】烏龍茶焼酎/茶楽楼
焼酎好きさんへのお土産は、迷わずこれ、『烏龍茶焼酎 八田』を選びます。
台湾在住の日本人からも人気の、凍頂烏龍茶で香りづけした焼酎です。誰もが飲んだときの香りに感動するほど、烏龍茶のいい香りが鼻と口内に残ります。普段焼酎は苦手だけど、この烏龍茶焼酎なら飲めるという方も多いんです。
わたしも焼酎は二日酔いになるので敬遠しがちでしたが、あまりの評判の良さにつられて飲んでみると、その香りの良さにビックリ!予想以上においしい焼酎でした。「茶楽楼」では、ほかにもかわいい茶器や茶葉も販売しています。オーナーさんは日本人の方なので相談しながら茶葉を購入できますよ。
また、「茶楽楼」の数件隣には本格的香港風フレンチトーストを食べられるお店があり、ここの外観がとても写真映えするのでお時間があればぜひのぞいてみてくださいね!
【6位】プーアル茶/新點子
「新點子」では、コロンコロンとした小さなかわいい『プーアル茶』を詰め合わせて購入することができます。ひとつひとつフレーバーが違い、ラベンダーやバラ、ジンジャーなど種類豊富。最初から詰め合わせになったセットもあります。フレーバーによりパッケージの色やデザインが違うので、詰め合わせにするととてもかわいいですよ。
また、お湯を注ぐと花開く工芸茶なども販売しています。次第にピンク色の花がフワーっと開く様子にうっとり。お茶も工芸茶も、台湾らしいお土産なのでおすすめです!
お茶つながりでもう1つ。「新點子」では見かけませんでしたが、迪化街を歩いていると「水果茶」のパックをよく目にします。わたしはこの水果茶が大好きで、ドリンクスタンでも家でもよく飲みます。家では水果茶に、ドライオレンジやドライレモンなどをいれて飲むと更に果物感がアップしてお気に入り!ぜひフルーツティーが好きな方は、こちらをお土産にするのもおすすめです。
【5位】石鹸/大春煉皂
一度見ると忘れられないキャラクターの顔が印象的な老舗石鹸メーカー「大春煉皂」。こちらの人気ランキング1位は、乾燥肌の方におすすめな『きゅうり石鹸』。アーモンドオイル・ヨモギなど6種類の天然成分が配合されていて、きめ細やかでハリのある肌に導いてくれるそうです。
パッケージも黒い丸箱で、鮮やかなブルーで描かれた街並みが高級感もありおしゃれですよね。商品にはひとつひとつ説明が書かれているので、ご自分もしくは渡す相手の肌に合わせて石鹸を選ぶことができます。実際に使い心地を試すこともでき、自社の石鹸に自信を持っていることがわかります。
「大春煉皂」の『石鹸』はどれも天然素材を使用していて、型崩れもしにくくてとても使い勝手もいいと人気があります。石鹸が入っている箱の形とデザインが値段以上に高級感があるので、お土産としても見栄えがする点も、個人的にポイント高いです!
【4位】パイナップルケーキ/滋養製菓
みんなとはちょっと違ったパイナップルケーキをお土産にしたいなら、「滋養製菓」の『パイナップルサンドケーキ』がおすすめ!通常の台湾パイナップルケーキは、クッキー生地でパイナップル餡を包んでいますよね?
ところが「滋養製菓」では、クッキー生地とクッキー生地でパイナップル餡を挟んでいるんです。見た目は変わっていますが、味は抜群に美味しい!クッキー生地はサクサクで、薄くホワイトチョコレートがサンドされているのも特徴。甘さと酸味のバランスがとれた上品なパイナップル餡との相性は抜群です。
他社と比べても比較的高級めなパイナップルケーキですが、パッケージはシンプルで、老舗らしさただよう落ち着いた貫禄があります。お土産におすすめですが、添加物不使用なので賞味期限が短いので買うタイミングにはご注意ください。保存は冷蔵庫がおすすめです。
また、「滋養製菓」へ行かれた際には、お店の向かい側にある、アーチ状のレトロかわいい消防署もチェックしてみてくださいね。
【3位】ドライフルーツ/紅海棠
果物のおいしい台湾では、ドライフルーツは欠かせないお土産です。特に台湾名産のドライマンゴーは大人気!
ドライマンゴーにも種類があり、甘みの強い愛文芒果や、黄色くさっぱりした金煌芒果、また砂糖不使用の無糖芒果など、味見をして好みのドライマンゴーを選んでみてください。
マンゴー以外でおすすめなのが、ドライパイナップルとドライグァバ。パイナップルはお花のような形がかわいく、とっても甘くておいしいです。グァバはあっさりした甘さとシャキシャキした歯ごたえが特徴の台湾定番フルーツで、ドライになるとその甘みがギュッと凝縮され優しい甘さが口に広がります。
ちなみに、パイナップルは日本へ持ち帰ることもできます。台湾空港内の植物検疫所で証明書をもらい、日本の空港に到着後、植物検疫センターでチェックを受けると、日本でも甘い台湾のパイナップルを食べることができるんです。わたしも毎年パイナップルの旬の時期6月~8月に、日本へ帰る時は数個持って帰ります。台湾のパイナップルは芯まで食べられるし、熟したものは少しも酸っぱくないので、家族からも大好評です。
【2位】花生酥/澎玉191
今や台湾土産の定番となった『花生酥』。口に入れるとホロホロと崩れ、ピーナッツの甘みが口いっぱいに広がるお菓子です。またひとつ、またひとつと手が止まらなくなる、ある意味危険なおやつです。幼稚園児の息子も、花生酥を見ると飛びついてくるくらい大好物。
『花生酥』は澎湖という離島の名産品なので、台北ではまだまだ購入できるお店が少ないですが、ここ「澎玉191」では4,5種類の『花生酥』を販売しています。
わたしの1番お気に入りは、「正一」の『奶油花生酥』。奶油というのはバターのことで、バター香る濃厚な味わいにドハマり中。「正義」の『花生酥』もとても人気があり、息子はこちらの方が好みだそう。日持ちはあまり長くしないので、購入前に袋に印字されている賞味期限を確認してくださいね。
各メーカーの花生酥を購入し、食べ比べをしている方をSNS上でよく見かけます。どのメーカーの花生酥も個包装されているので、ばらまき用のお土産にもおすすめです。花生酥詰め合わせセットをお友達やご家族に渡して、人気投票をしてみるのも楽しそうですね。
【1位】漁師バッグ/高建桶店
迪化街といえば、かつてはからすみやドライフルーツ、お茶が定番のお土産でしたが、今は新たに『漁師網バッグ』も欠かせないものとなりました。『漁師網バック』とは網でつくられた丈夫なバッグのことで、台湾のおばちゃんたちが市場に買い物に行く際に愛用しているエコバッグです。
緑×青×ピンク、赤×黒といった派手カラーのバッグは、メッシュ素材でできているので、水に濡れてもすぐ乾くので、汚れてもへっちゃら!大きさもミニサイズから大きめサイズまで、バリエーションが多いので用途に合わせて選ぶことができます。
わたしはよく台湾のばらまき土産をセットにして、ミニサイズの漁師網バッグに入れて渡しています。そこに、タピオカミルクティーキーホルダーをつけてお土産で渡したときはとても喜んでもらえました。また、台湾の公園では、漁師網バッグに砂場道具を入れている方を見かけたりもします。かわいいうえに、プチプラなのでバラマキ土産に最適なバッグです。
高建桶店は漁師網バッグとプラカゴバッグなど盛り盛りの外観で、写真映えスポットなので写真もお忘れなく!
台北市内にある迪化街ってどんなところ?
「迪化街(ディーホアジエ)」は、港に近いことから、その昔は貿易の地としてにぎわっていた場所で、今でも茶葉やからすみ、ドライフルーツなどの乾物や、漢方を販売する昔ながらの問屋が連なります。また、赤い糸の相手が書かれた本を手に持つ、縁結びの神様”月下老人”がいる霞海城隍廟もあるため、観光客に大人気のエリアとなっています。
迪化街では旧正月前になると、お正月を迎えるために必要なお菓子や食べ物、飾りを売る屋台が道いっぱいに広がる”年賀大街”が開催されます。この時期には、いつもとは違った表情の迪化街を見ることができますよ。
また、迪化街は歴史的建造物が残るエリアとしても有名。しかも、その建築様式はさまざま。バロック式、閩南式、洋楼式、近代主義式など、建物を見上げながら歩くのも楽しいですよ。ただし、車やバイクの通行量が多いのでご注意を(笑)!
迪化街は歴史を感じる建物の中に、近年どんどん新しいおしゃれなカフェや雑貨店がオープンし、レトロとおしゃれが共存している魅力あふれる、おすすめの観光地です。
台北 迪化街のおすすめお土産まとめ
迪化街のお土産14選いかがでしたか?どこか懐かしい雰囲気の中、歩く時間に癒され、実は食べてもおいしいエリア。台湾ならではのお土産や食べ物などの魅力がギュッとつまった迪化街を、このランキングを参考にしながら存分楽しんでくださいね。
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