菓子折りはクッキーやゼリー、バウムクーヘン、和菓子などが一般的ですが、どんな場面で贈るものなのかによって、おすすめの菓子折りは異なってきます。今回は、菓子折りの意味を含めて、謝罪やお礼、挨拶の場面別におすすめの菓子折りをご紹介していきます。
記事の目次
「菓子折り」とは？
「菓子折り（かしおり）」とは、折り箱に入ったお菓子”のことをいいます。折り箱とは、本来は木を折り曲げてつくる箱を意味づけていましたが、徐々に厚紙などの外箱までも、多くのものをそのように呼ぶようになりました。
つまり、現在では「菓子折りとは、贈答用のお菓子のこと」を表します。菓子折りは、袋やビニールで包まれたお菓子や和菓子に比べて、高級感がありますよね。そのため、礼儀を必要とする挨拶や謝罪の場面で重宝されています。
それでは早速、おすすめの菓子折り10選をご紹介していきましょう。
謝罪・お詫びにおすすめ！人気の菓子折り5選
小形羊羹／とらや
定番人気の菓子折りといったら、やはり「とらや」の羊羹でしょう。「とらや」は室町時代後期に京都で創業して以来、500年近く日本中で愛され続けてきました。後陽成天皇の御世(1586年)から御所の御用勤める、正真正銘の日本を代表する老舗和菓子屋さんです。現在は東京 赤坂に本店を構えています。
こだわりの素材を厳選して丁寧に作られる羊羹は、口当たりなめらかで上品な甘さが根強い人気の理由。謝罪やお詫びの品としても、折り箱が派手すぎず地味すぎないのでぴったり。もちろんお礼の菓子折りとしてもおすすめです。『小形羊羹』には、夜の梅(小倉羊羹)、おもかげ(黒砂糖入羊羹)、新緑(抹茶入羊羹)、はちみつ(蜂蜜入羊羹)、紅茶(紅茶入羊羹)の5種類の味があります。賞味期限は製造から1年ほどと眺めです。
・内容量：5個〜
・お値段：1,300円(税抜)〜
特製五三焼カステラ／福砂屋
寛永元年(1624年)創業の「福砂屋」は、カステラゆかりの地 長崎県に本店を構えています。創業以来変わらない、熟練の職人さんによる高度な手作り製法によって丁寧に作られているカステラは、コク深く、香り高い逸品に仕上がっています。卵を多めに、小麦粉を少なめに配合しているので、独特のしっとりふっくら食感が楽しめるほか、底にざらめが敷き詰められているのも人気の理由です。全て一口サイズにカットされているので、相手に手間をかけることがない。ということで、手土産だけでなくお詫びの品としてもおすすめです。
・内容量：1本(10切れ)〜
・お値段：2,700円(税抜)〜
マロングラッセ＆クッキー詰合せ／ホテルオークラ
老舗高級ホテル「ホテルオークラ」の人気焼き菓子アソートは、様々なお菓子が小分けになって入っているので会社への挨拶や謝罪の際におすすめ。格式高いホテルの作るお菓子は、シンプルだからこそ素材を厳選して上品に作られています。中にはマロングラッセ、クッキー(サルタナ、ラング、ラズベリー、モカ、ティー、ヌガー)がそれぞれ数枚ずつ入っています。賞味期限が常温で60日間と長めなのも嬉しいポイントですよね。
・内容量：1箱〜
・お値段：3,000円(税抜)前後〜
たいよう（どら焼き）／ぎんざ空也 空いろ
あの超人気和菓子屋「ぎんざ空也」の伝統を引き継いだ、こだわりの餡子を使用した「ぎんざ空也 そらいろ」の『たいよう』。保存料不使用の、素材へのこだわりがたくさん詰まったプレミアムなどら焼きです。味にはつぶあん、こしあん、白いんげんのこしあんの3種類があります。
お店が東京に5店舗(銀座、品川駅、東京駅、渋谷駅、国分寺)あり、通販もあることから、「ぎんざ空也 本店」よりも品を比較的入手しやすいです。そのため、「ぎんざ空也 そらいろ」のお菓子の方が、至急用意しなくてはいけないお詫びの品などをお探しの際にはおすすめです。
・内容量：8個〜
・お値段：1,200円程度〜
切腹最中／御菓子司 新正堂
ユニークな名前が特徴の『切腹最中』は、これでもかというほどたっぷりの餡子と求肥が詰まった最中菓子です。結晶の大きな純度の高いお砂糖を使用していて、意外と甘さ控えめで食べやすいと人気です。『切腹最中』という名前は、元々は、その昔田村屋敷跡で切腹した浅野内匠頭にまつわる数々の語りぐさが由来でした。しかし、「切腹＝罰＝謝罪」と意味合いが徐々に変化して広まっていき、現在では謝罪の際の菓子折りやお詫びの品として有名になりました。
・内容量：1個〜
・お値段：230円(税抜)〜
お礼・挨拶におすすめ！人気の菓子折り5選
果実ピュアゼリー／新宿高野
フルーツの形をした容器がとにかく可愛い、「新宿高野」の『果実ピュアゼリー』。フルーツピューレや果汁を使用し、フルーツの美味しさをぎゅっと詰まっています。味はマスクメロンやアップルマンゴー、イエローマンゴー、西瓜、白鳳、白桃などの種類があります。明るく涼しげなゼリーは、お祝いやお礼、挨拶の際の菓子折りとしておすすめですよ。賞味期限も常温で120日程度と長めなので安心です。
・内容量：1個〜
・お値段：800円(税抜)前後〜
ポチップ
栗饅頭／御菓子司 丸万
出典：御菓子司 丸万
東京 新橋駅ほど近くにある「丸万」は、諸官庁御用達の和菓子屋です。北海道産の白手亡小豆を使用こだわりの自家製あんが人気で、創業以来、その味を守り続けています。中でも『栗饅頭』は、昔から接待の手土産や菓子折りとしてとても人気。上品な甘さとなめらかな白あん、刻んだ栗がたっぷり詰まっています。こちらのパッケージには古き良き日本を思わせる”和テイストの栗のイラスト”が描かれていて、その格式高さが伝わってきます。
・内容量：1個〜
・お値段：190円〜
五彩饅頭／麻布青野総本舗
安政3(1856)年に東京 六本木で創業して以来、東京を代表する老舗和菓子屋さんとして地位を確立してきた「麻布青野総本舗」。小豆や和三盆、お砂糖、求肥など全ての素材にこだわり抜いた、伝統の味と技が長年の人気を支えています。
『五彩饅頭』は、中の断面が5色の綺麗な層になっている特製の薯蕷饅頭です。中央から見て、黒(こしあん)、黄(黄味あん)、緑(緑染め薯蕷生地)、紅(紅染め白あん)、白(薯蕷生地)となっています。華やかな色味なため、挨拶の菓子折りだけでなく、おめでたい場面でのお祝いの品としても人気です。ただし、日持ちは3日となっているのでご注意ください。
・内容量：化粧箱(花柄)2入〜
・お値段：1,500円(税込)〜
パンケーキセット／帝国ホテルキッチン
和菓子やクッキーなどのお菓子ではない、一風変わった菓子折りをお探しの方におすすめなのが、「帝国ホテルキッチン」の『パンケーキセット』です。帝国ホテルといえば、日本を代表する高級ホテルの1つ。長年に渡って世界各国のVIPをもてなしてきた味を、家庭でも味わえるようにと「帝国ホテルキッチン」が誕生しました。笠折憲一シェフの作り上げる卵とバターのパンケーキは、ふわふわ食感と香り高さが高級感をかもし出します。大人だけでなく子供にも喜ばれる品ですよ。セットにはメープルシロップとソフトホイップバターの2種類が付いています。フライパンで焼く必要がなく、電子レンジで簡単に調理できるのも、相手の手間をとらせないので嬉しいポイントですよね。
・内容量：1箱〜
・お値段：3,300円(税込)〜
最中／空也
“空也の最中”といえば、東京で働いている方なら聞いたことがある方も多いはず。それもそのはず、「空也」の『最中』は、ここぞという時の勝負手土産品としてビジネスパーソンから高い支持を受けています。人気の秘密は何といっても、添加物・保存料などを一切使用しない、小豆のつぶし餡です。シンプルながらも香ばしい最中と自家製あんのバランスが絶品！菓子折りとして渡せば、あなたの好感度が上がること間違いなしです！木箱の折り箱も用意されているので、フォーマルなシーンにも重宝します。
予約なしで購入することはほぼ不可能なので、事前に予約しておくことをおすすめします。ただ、稀にキャンセル分が店頭に並んでいることもあるので、お店の近くにいる方はダメ元で足を運んでみても良いかも？
・内容量：10個入り〜
・お値段：1,000円程度〜
菓子折りにおすすめの品まとめ
菓子折り選びに迷われた際は、ぜひこちらのランキングを参考にしてみてくださいね。とはいえ、菓子折りを渡すのは気持ちを込めることが一番です。感謝やお詫びの心を忘れずに渡してくださいね。
