株式会社インテージの発表した「2017年好調カテゴリーランキング」で、「購入金額 伸び率カテゴリー」において『甘酒』が2年連続1位となったことがわかりました。その調査結果をご紹介します。
記事の目次
「2017年好調カテゴリーランキング」ってなに?
「2017年好調カテゴリーランキング」とは、株式会社インテージが国内最大級の消費者パネルであるSCI(全国消費者パネル調査)の購買データを元に、日用消費財の中ではどのようなカテゴリーが好調だったのかを調査したもののことです。株式会社インテージでは、さらに好調の背景を紐解くために、16~59歳の男女2,208人を対象に『甘酒』などについての意識調査も実施しました。
2年連続で伸び率1位!『甘酒』市場の広がり方はどう?
2016年好調カテゴリーランキングでの伸び率は182%で、見事1位に輝きました。そして、その勢いは止まることなく、今年2017年好調カテゴリーランキングでの伸び率も187%で1位に輝きました。2位以下と比較しても、その伸び率が高めであることがわかります。
人気の秘密!『甘酒』に含まれる栄養素って何があるの?
『甘酒』は「美」の栄養の宝庫!
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれ、多くの栄養価がある飲み物として有名です。甘酒には、美肌を目指すのに必要不可欠なビタミンB群や、疲労回復に効くとされる必須アミノ酸全9種類(トリプトファン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・バリン・ロイシン・イソロイシン・ヒスチジン)、食物繊維などが含まれていると言われ、美容や健康への効果が期待されています(甘酒に期待される効果についての詳細はこちらをご覧下さい)。
『甘酒』への意識調査結果をご紹介します!
ここからは株式会社インテージによって行われた『甘酒』への意識調査結果をご紹介していきます。
みんなは『甘酒』をどのくらいの頻度で飲んでいるの?
「週に1日以上飲む」
「週に1日以上飲む」と答えた人の割合は全体で4.1%となっていて、男女で比較すると、やはり女性の飲用者の方が多いようです。中でも30代以上の女性の割合が高く、年代が上がるごとに増加傾向にあるようです。
「飲んだことがない」
なんと甘酒を「飲んだことがない」と回答した人の割合は全体で22.9%となっています。特に10代の女性は、54.2%の人たちが甘酒を飲んだことがないという状況です。
「甘酒を知らない」
甘酒の存在自体を、よくわかっていない人がいることに驚くばかりです。男性の10代、20代では10%以上の人たちがこの状況だそうです。
みんなは『甘酒』にどんな効果を期待しているの?
第1位「疲労回復効果」
一番期待が大きかったのは「疲労回復効果」で、全体の20.9%となっています。30代以下の年代でも「疲労回復効果」に期待する人が1番多いという結果は意外ですよね。
第2位「美肌効果」
次いで期待が大きかったのは「美肌効果」で、全体の17.8%となっています。『甘酒』は「飲む美容液」とも呼ばれることから、やはり「美」への期待は大きいようです。
第3位「便秘解消・整腸作用」
「便秘解消・整腸作用」への期待は全体で11.7%となっていますが、こちらは年代によって差が出ています。30代以下の年代では6.3%と低めですが、40代以上の年代では14.6%と、期待が大きいことがわかります。
朝派?夜派?みんなはいつ『甘酒』を飲んでいるの?
「夜寝る前に」
疲労回復効果を期待してか、「夜寝る前に」飲むと答えた人が全体で30.4%と最も多い結果となりました。特に30代以下の年代の割合が特に高いことがわかります。
「朝食と一緒に・朝食として」
便秘解消や整腸作用を期待する40代以上の年代が特に多く、全体としては23.6%で2番目に多い結果となりました。
みんなは『甘酒』をどうアレンジして飲んでるの?
甘酒へのアレンジは「やらない」と答えた人が半数以上となっていますが、『甘酒』は様々な食材と相性がいいことをご存知ですか?アレンジをしている人たちは、何を甘酒に加えて飲んでいるのでしょうか。
「薬味や調味料を混ぜて飲む」
甘酒に「薬味や調味料を混ぜて飲む」と答えた人の中で、最も多い約70%の票を集めたのは「生姜」でした。生姜は身体の代謝をよくする効果があるので、これからの寒い季節にもおすすめです。また、次いで「はちみつ」を混ぜるという人が約10%となっています。
「他の飲み物で割って飲む」
甘酒を「他の飲み物で割って飲む」と答えた人の中で、最も多かったのは「牛乳」と「豆乳」で、各々30%弱となっています。これは王道で、相性ぴったりな組み合わせですよね。
『甘酒』市場はまだまだ伸びる余地がある!
『甘酒』市場の伸び率は、2016年に続いて2年連続で「伸び率ナンバーワン」に輝いています。伸び方も群を抜いているわけですが、意識調査結果からは、若年層を中心に『甘酒』への関心があまりないことが懸念されます。若年層へ『甘酒』の魅力を伝えていくことができれば、さらなる市場拡大の余地は大いに期待できます。私たち「amabijin(甘美人) Webサイト」では、幅広い年代の方たちに『甘酒』の魅力が伝わるよう、これからも様々な情報を発信していきたいと思います。