玉川高島屋と新宿高島屋に店舗を構える、甘酒などの発酵食品を販売する発酵デリカデッセン「Kouji&ko(コウジ&コー)」についてご紹介します。
記事の目次
発酵デリカデッセン『Kouji&ko』ってどんなお店?
新たな発酵スタイルを発信!
『Kouji&ko』は、発酵を日本の伝統であるとして敬意を持ちながら、発酵が持つ既存のイメージにとらわれることなく、よりスタイリッシュに、様々な美味しさを生み出す新たな発酵スタイル「ヌーベル ハッコー(Nouvelle Hakkou)」をコンセプトに掲げています。
発酵と料理のスペシャリストが監修!
「Kouji&ko」の商品開発には、発酵学者の小泉武氏(東京農業大学名誉教授)が携わっていて、小泉氏監修のもと、リストランテヒロの料理長などを歴任した大島今日シェフがこれらを担当しています。
小林武夫氏
福島県の酒造家に生まれ、現在は東京農業大学名誉教授であり、他、様々な大学で講師を務めている。また国や自治体などの食に関するアドバイザーも兼任。メディアへの出演も多数あり、ギャラクシー賞をはじめ、多くの賞を受賞している発酵のスペシャリストです。(参考:丸ごと小泉武夫食マガジン)
大島今日シェフ
丸の内ビルディング35階にお店を構えるイタリアンの人気店「リストランテ ヒロ チェントロ」の元料理長を歴任されています。
発酵デリカデッセン『Kouji&ko』新宿高島屋店にはどんな商品が売っているの?
美容効果や健康効果が期待されている甘酒や米麹などの様々な発酵食品だけでなく、発酵食品を使用したお惣菜なども豊富に並んでいました。色鮮やかなサラダや肉・魚料理、さらにはコロッケなどの揚げ物、女性に人気のキッシュや甘酒プリンなど、バラエティに富んでいます。それらのどの食品にも、塩麹・甘麹・醤油麹のうち、何を使用したかがわかりやすく表記されています。揚げ物でも、麹を使っているという表記があると、罪悪感なく頂けそうです。
また、高島屋オンラインストアではグルテンフリーの洋菓子なども販売しています(詳しくはこちらの記事をご参照ください)。
発酵デリカデッセン『Kouji&ko』新宿高島屋店へ行ってみてた!
お店の場所は?
新宿高島屋の地下1階の一角にありました。ただ、フロアマップを見ても「Kouji&ko」の名前が載っていなく、少しわかりづらいので注意が必要です。
何を買ったの?
「甘酒プレーン」
- お値段:270円(税込)
- 内容量:160g
- 原材料:米こうじ、米(国産)、ビタミンC
- 保存方法:10℃以下の冷暗所で保管
「甘酒かぼちゃ」
- お値段:292円(税込)
- 内容量:160g
- 原材料:米こうじ、米(国産)、かぼちゃ(国産)、ビタミンC
- 保存方法:10℃以下の冷暗所で保管
「甘酒生姜」
- お値段:292円(税込)
- 内容量:160g
- 原材料:米こうじ、米(国産)、生姜(国産)、ビタミンC
- 保存方法:10℃以下の冷暗所で保管
「みちのくこうじ」
- お値段:380円(税込)
- 内容量:200g
- 原材料:米(国産)、麹菌
- 保存方法:直射日光を避けて保管
以上の、4点を購入してきました。どれも砂糖不使用なのでヘルシーで、ダイエット中の方でも安心なのが嬉しいですね。甘酒に含まれるビタミンB群の栄養成分に加えて、こちらの商品にはビタミンCが配合されている点が、他の甘酒とお異なる点でしょうか。ビタミン成分たっぷりで、女性に嬉しい美白・美肌などの美容効果も大いに期待できそうです。
「甘酒」はどんな味?
「甘酒プレーン」
食感は、お米の粒感が全くなく、サラサラしていました。かといって水っぽいわけではなく、口に含むとほどよいとろみが感じられます。原材料にビタミンCが加えられていますが、味に酸味が出るというということはありません。むしろ、酸味をほとんど感じることなく、とてもまろやかな甘みが楽しめました。
「甘酒かぼちゃ」
かぼちゃの繊維食感は感じられず、こちらもサラサラとしていました。ほのかにかぼちゃの風味が感じられ、甘さも十分なので、まるでデザートのようです。こちらは甘酒が苦手な方にもおすすめできる、癖のない味わいです。
「甘酒生姜」
こちらはサラサラした甘酒の中に、生姜の粒感が感じられました。生姜の香りも、かぼちゃの香りより強く出ていました。温めて飲んでみると、さらに生姜の風味が増して、好みは分かれるかもしれませんが、私はとても美味しく頂きました。これからの寒い冬にぴったりな商品です。
みちのくこうじ(乾燥麹)を使った甘酒の作り方は、追々更新したいと思います。
デパ地下だけじゃない!発酵デリカデッセンカフェテリア『Kouji&ko』へ行ってみた!
新宿高島屋の8階には、『Kouji&ko』のカフェテリアもあります。休日のおやつ時にお邪魔してみるとたくさんの人が並んでいました。お店は木目調の落ち着く空間で、サラダやデリ惣菜、デザート、ドリンクとおしゃれな料理が並んでいます。
今回は、『Kouji&ko』のホームページでメニューを見てからずっと気になっていた「甘酒のしっとりプリン」と甘酒チャイ、サラダとデリ惣菜2品を注文しました。見た目もおしゃれで、インスタ映えしそうですよね。
甘酒のしっとりプリン(378円 税込)は、とにかく美味しい!「みりんのジュレ、甘酒ミルクプリン、甘酒」が3層になっていて、味の変化が楽しめます。しっとりなめらかな食感に、砂糖が入っていないとは思えないほどの甘さでした。一緒に行った友人は、一口食べて「絶対に砂糖かはちみつを使っている!」と豪語したほどです。一応店員さんに確認してみると、やはり砂糖は一切使用しておらず、麹とみりんの甘さのみだとのこと。プリンはお持ち帰りができ、デパ地下の『Kouji&ko』にも置いてあるので、ぜひ1度お試しください。
甘酒チャイ(810円 税込)は、甘酒の風味はかすかに感じる程度ですが、こちらも砂糖が入っていないのに、とっても甘くて美味しい。上にかかっているシナモンパウダーと相性ぴったりでした。
他にも、麹甘酒や甘酒スムージーをはじめ、地下1階には置いていなかった様々な美容ドリンクとデザートが揃っています(詳しくはカフェメニューをご覧ください)。デザートは甘くて美味しい代わりに、身体に悪そうで、どこか罪悪感が生まれてしまいますが、こちらの『Kouji&ko』さんのカフェメニューは、身体の内から綺麗になれそうな気がしてきますよね。店内では甘酒や麹を使用したサラダドレッシングなどの購入もできるようになっていたので、気に入った料理があった方はお帰りの際にお土産を買って帰ることもできます。現在、カフェテリアは新宿高島屋店にしかないようなので、お近くに来られた際は、ぜひお立ち寄りください。
皆さんも、健康的で美容にも嬉しい甘酒を取り入れて、新たな発酵文化に触れてみませんか。